カフェイン断ちのメリットとは?

カフェイン断ちには睡眠がよくなる、体調が整う、といったメリットがあるとよく言われます。私も始める前にそう聞いていました。
では実際にどこまで確かめられているのでしょうか。調べた範囲で確認できた事と、できなかったことに分けて整理します。
確認できたこと:睡眠への影響
カフェインが睡眠に与える影響は、研究で確かめられています。
系統的レビュー(Clark & Landolt、2017年)では、カフェインは寝つきを遅らせ、総睡眠時間と睡眠の効率を下げ、睡眠の質の感じ方も悪くする傾向があると報告されています。深い眠りも減るとされています。
400mgのカフェインを就寝の0時間前、3時間前、6時間前に飲んだ研究(Drakeら、2013年)ではいずれも睡眠に影響が見られました。6時間前でも総睡眠時間の減少がありました。
EFSAの意見を引用した情報では、就寝直前に100mgのカフェインを摂ると、一部の成人で睡眠に影響が出る可能性があるとされています。
一方、普段からカフェインを摂っている若い男性20人を調べた研究(Weibelら、2021年)では、昼間に450mg/日(150mgを3回)を摂り続けても、夜の総睡眠時間、寝つき、睡眠の質の感じ方はプラセボと差がありませんでした。
ここから考えると、特に夕方以降のカフェインを控えると、睡眠が改善する可能性があります。
ただし、必ずそうなるとは限りません。個人差が大きく、遺伝的な違いも関係するとされています。
また、研究の多くは欧米の成人男性が対象で、そのまま当てはめられるとは限りません。
確認できたこと:摂りすぎの症状を避けやすくなる
摂りすぎたときにはめまい、動悸、不安、震え、不眠などが起こることがあります。
摂取量を目安の範囲に収めれば、こうした症状は避けやすくなると考えられます。(目安の量は別の記事にまとめています)
確認できなかったこと
次のことは、調べた範囲では裏付けとなる一次情報を見つけられませんでした。
- 自律神経が整う
- 胃腸の調子がよくなる
- 耐性がリセットされて、カフェインが効きやすくなる
ないと言い切れるわけではありません。ただ、私の調べた範囲では確認できませんでした。
メリットだけではありません
やめる過程には離脱症状があります。
研究のレビューでは頭痛のほか、疲労、眠気、集中力の低下、イライラなどが挙げられています。
カフェインを急にやめた実験では、頭痛が50%に見られ、続く期間は2〜9日ほどとされています。
私の体験
私の体験は別の記事に書いています。睡眠については寝つきと目覚めがよくなったと感じました。
むくみや体重の変化も感じました。ただ、それが、カフェインを減らしたことによるものかどうかは、はっきりとは分かりません。
関連記事:カフェイン断ちをして心身の変化は?睡眠・むくみ・体重
この記事は、私の体験と、公的機関などの情報をもとにまとめたものです。普段飲んでいる量や体質によって、離脱症状の出方や経過は人それぞれ異なります。同じ方法が誰にでも合うわけではありません。持病のある方、妊娠中・授乳中の方、服薬中の方は、医師や薬剤師にご相談ください。
