カフェインの摂りすぎで起こる症状とデメリット

カフェインはコーヒーやお茶などに含まれていて、毎日の生活で身近な成分です。
ただ、摂りすぎると、体に不調が出ることがあります。この記事では公的機関の情報をもとに摂りすぎたときの症状と、摂取量の目安をまとめます。
摂りすぎるとどうなる?
カフェインを摂りすぎたときの一般的な症状として、次のようなものが挙げられています。
- めまい
- 心拍数の増加(動悸)
- 興奮、不安、震え
- 不眠
- 下痢、吐き気
カナダ保健省は不眠や頭痛、イライラ感、緊張感も挙げています。
感受性には個人差がある
カフェインに対する感受性は個人差が大きいとされています。
ドイツのBfR(連邦リスク評価研究所)は、コーヒー1杯でも睡眠に影響が出る人がいると説明しています。
目安の量より少なくても不調を感じる人がいるということです。
睡眠への影響
睡眠にも影響があります。EFSA(欧州食品安全機関)の意見を引用した情報では、就寝直前に100mgのカフェインを摂ると、一部の成人で睡眠に影響が出ることがあるとされています。
また、400mgのカフェインを就寝の6時間前に摂っても、睡眠に影響が見られたという研究もあります(Drakeら、2013年)。
摂取量の目安
日本には明確な基準や摂取量の目安はありません。一日摂取許容量(ADI)も国際的に設定されていません。
そのため、海外の機関が示している値が参考にされています。
消費者庁は目安の量を超えたとしても、必ずしも健康に悪影響が及ぶものではないが、子ども妊婦、授乳中の方、カフェインに敏感な方は摂取を控えるようにと説明しています。
| 対象 | 目安 | 示している機関 |
|---|---|---|
| 健康な成人(1日) | 400mg以下 | FDA、EFSA、カナダ、豪州・NZ |
| 健康な成人(1回) | 200mgまで | EFSA、BfR |
| 妊婦 | 200mg/日以下、または300mg/日以下 | 200mg:EFSA、豪州・NZ/300mg:WHO、カナダ |
| 授乳中 | 200mg/日以下(EFSA)、300mg/日以下(カナダ) | EFSA、カナダ |
| 子ども | 体重に応じて、もっと少ない | 例:7〜9歳で62.5mg/日(カナダ) |
コーヒーに換算すると
コーヒー(浸出液)は100mLあたり60mgとされています。この値で計算すると、400mgは約670mLです。
150mLのカップなら、4杯強にあたります。カナダ保健省は237mLのマグカップで約3杯としています。
実際のカフェイン量はコーヒーの濃さや、カップの大きさで変わります。
気をつけたいもの
- エナジードリンク:製品によって違い、1本あたり36〜150mg(食品安全委員会)、または50〜170mg(農林水産省)とされています
- 純カフェインの粉末:FDAは、ごく微量でも過剰摂取になることがあるとして、避けるよう警告しています。ティースプーン1杯が、レギュラーコーヒー約28杯分にあたります
- 一部の市販の風邪薬や頭痛薬:カナダ保健省は、カフェインが含まれるものがあるとして、ラベルを読むよう呼びかけています
心臓や血管の病気がある人はカフェインの多量摂取が、特別なリスクにつながる恐れがあるとされています。気になる場合は医師に相談してください。
この記事は、公的機関などの情報をもとに、私が調べてまとめたものです。普段飲んでいる量や体質によって、カフェインの影響の出方は人それぞれ異なります。持病のある方、妊娠中・授乳中の方、服薬中の方は、医師や薬剤師にご相談ください。
